資金繰りの重要性
2020.08.03
京都事務所
トレンドニュース
新型コロナ関連の緊急融資制度が拡充されていますので、制度を適用した融資や今後の資金繰りについて改めて考えて
みてはいかがでしょうか。
そもそも、「黒字倒産」という言葉がある通り、損益が黒字でも資金繰りが悪化すれば倒産してしまうことがあります。
ただし、適切な資金調達ができる環境にあれば、このようなことはありません。
事業がうまくいかず赤字で資金が不足するので、貸してくださいと言っても、お金を貸してくれません。金融機関が
融資をするのは、基本的には資産を購入するためか、運転資金のためのものです。
収益を獲得し、事業を拡大する努力をし続けて適切に資金調達ができる環境にしておくことが大切です。
また、資金繰りに苦労しなくてよいように、ある程度の資金を手元に置いておく必要もあります。
そういった点では借りられる時に借りておくことも、資金繰りの観点からは良いことだとも言えます。
今回の緊急融資制度は非常に稀な制度で、売上が減少した企業に融資をするというものです。
今はそれほど資金繰りに窮していなくても、今後のことを見据えて今のうちに資金調達をすることを検討してみては
どうでしょうか。