ローカルベンチマーク
2017.09.25
京都事務所
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ローカルベンチマーク(通称:ロカベン)は、企業の経営者等や金融機関・支援機関等が、企業の状態を把握し、双方が同じ目線で対話を行うための基本的な枠組みとして、経済産業省が平成 28 年 3 月に策定したものです。
具体的には、「参考ツール」 (Excel ファイル)を活用して、財務情報(6 つの指標(※1))と非財務情報(4 つの視点(※2))に関する各データを入力することにより、企業の経営状態を把握するための「健康診断表」を作成することができます。(※1)6 つの指標
①売上高増加率(売上持続性)、②営業利益率(収益性)、③労働生産性(生産性)、④EBITDA 有利子負債倍率 (健全性)、⑤営業運転資本回転期間(効率性)、⑥自己資本比率(安全性) (※2)4 つの視点
①経営者への着目、②関係者への着目、③事業への着目、④内部管理体制への着目
この「参考ツール」は幅広く活用することができます。社内的には、経営課題を抽出し、共有・整理・解決へ結びつけるきっかけとして期待できます。対外的には、金融機関や支援機関等への各種申請に際して、自社のアピール材料として活用することができます。また中小企業等経営強化法(平成 28 年 7 月施行)に基づく各施策につき、経営力向上計画の策定が求められますが、経営分析においてはローカルベンチマークの活用が推奨されるなど、今後も活用の機会が増えると考えられています。