高額な印税が急に入ってきた時には
2021.03.13
大阪事務所
その他の業種特化
漫画家や作家等の、いわゆる、著作業を生業とされている方は、本が急に売れて高額な印税が入ってくることも少なくありません。
特に漫画家は商業誌で連載が始まると収入状況が一変します。
商業誌で連載されている方の収入は、基本、原稿料と印税で構成されています。これらの収入を「変動所得」といいます。
所得税は「累進課税制度」を採用していて、所得の金額が増えるにつれて税率が高くなるように設計されています。
商業漫画家は収入の激しい仕事の代表格です。普段はそこまで収入がないのに、印税収入が急劇に増えてしまうと、所得税が重くのしかかってくることになり気の毒です。 この問題を解消するために、変動所得が一定の条件に当てはまる場合には「平均課税制度」を選択することで所得税の税負担を軽減することができます。
<平均課税が適用できるための条件>
① 令和2年分の変動所得の金額が、令和2年分の総所得金額の20%以上であること
② 令和2年分の変動所得の金額が、令和元年分と平成30年分の変動所得の金額の合計額の2分の1相当額を超えていること
<計算方法>
① 課税所得を5等分する
② 5分の1となった課税所得に対する税率を使って税率を出す
③ その税額を5倍して最終的な納税額を出す
詳しくは、弊社のYouTubeチャンネルにて解説動画を配信しております。
気になった方は、ぜひ、チェックしてみてください。
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