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銀行融資を受ける際のポイント

2020.04.07 大阪事務所

 新型コロナウイルスの影響により業績が大幅に下落した法人様も少なくないかと思います。そのような緊急事態に経営者がまず考えることは金融機関からの融資です。今回は融資を受ける際に金融機関が見るポイントをご説明いたします。

 

1.時価B/Sの算出

資産の時価を算出し、純資産の時価相当額を求めます。土地の含み益以外は基本的には減額され、負債を時価に置き換えることはしません。売上債権は優良先は簿価、貸倒先は0、前払費用等の費用性資産は0、無形固定資産も処分可能性ないため0と評価されます。

 

2.期間損益及び簡易キャッシュフローの把握

1年間で経常的に生み出せる損益とキャッシュフローを求めます。経常利益よりスポット的な収益・費用を差し引いて期間損益を算出し、その期間損益から減価償却費等の償却費を加算して簡易キャッシュフローを算出します。

 

3.返済可能期間、債務超過解消期間の把握

1.2.で求めた数値から債務の回収可能性を検証します。借入金額を簡易キャッシュフローで割ることで返済可能期間を算出し、1.で求めた純資産時価がマイナスの場合、純資産時価を簡易キャッシュフローで割ることで債務超過解消期間が算出されます。

 

4.債務者の格付け

1.~3.の数字をもとに格付けを算出します。「正常先」「要注意先」「要管理先」「破綻懸念先」「実質破綻先」「破綻先」に分類され、要注意先以下は基本的にニューマネーの融資は難しいと思われます。

 

 これらの算出は直近の決算書と進行期の試算表により判断され(過去3年分の決算書の平均値で見る場合もあり)、純資産時価がマイナスと判断されれば正常先に分類されることが非常に厳しくなります。ただし、経営計画を提出することで会社の将来性、成長力を証明し、事業性評価を高めてもらうことはできます。決算書がぼろぼろなら、企業の強みを知ってもらうことが大切です。