法人成りのメリット・デメリット
2022.09.01
大阪事務所
トレンドニュース
節税の手段の一つとして行われやすい法人成りのメリット・デメリットについて記載します。
メリット…同じ収支でも税金に関する支出が減少する場合があります。
①新設法人は原則開業から2年間消費税の納税義務が免除されます。
②利益への課税額の計算方法が個人所得から法人所得に変わる結果、それぞれの住民税等を含めた
最高税率が個人約55%→法人約30%となり、利益に課される税金が大幅に減少する場合があります。
デメリット…社会保険への加入義務が課されるとともに、個人の自由なお金が減る場合があります。
①法人は、原則社会保険への加入義務があります。
役員報酬の金額に応じた額の社会保険料が課されます。支給額から差引きで、金額の負担は労使折半です。
②個人の自由なお金は役員報酬分のみになります。
法人成り後の事業収入は、法人固有の財産になります。
いくら売上が大きくても社長の自由なお金は毎月の役員報酬分のみになるので
もっとお金が必要だからといって法人のお金を使い込まないように注意が必要です。