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なぜコーヒーショップはコーヒー1杯で利益が出るのか? 粗利率から見る飲食店経営

2026.10.13 大阪事務所

 コーヒーショップでは、コーヒー1杯を数百円で販売しています。

そこで気になるのが、「これだけの価格で販売して、どうやって利益を出しているのだろう?」という点です。

そのポイントの一つが「粗利率」です。

粗利率とは、売上高に対する粗利益の割合です。例えば、500円の商品を販売し、原材料などの売上原価が100円であれば、粗利益は400円、粗利率は80%となります。

 

 コーヒーは、パンや肉、野菜など多くの材料を使用するフードメニューと比べると、1杯あたりの材料費を抑えやすい商品です。そのため、販売価格に対する原材料費の割合が低くなれば、粗利率は高くなります。

 ただし、粗利率が高いからといって、そのまま利益になるわけではありません。店舗では、人件費、家賃、水道光熱費、広告宣伝費など、さまざまな費用が発生します。

そのため、飲食店では「粗利率が何%あるか」だけでなく、「どれだけ販売できるか」「他の商品と一緒に購入してもらえるか」なども重要になります。

 また、原材料価格の上昇や廃棄ロス、期末の在庫数量などによっても原価率は変動します。特に決算時には、食材などの在庫を適切に把握することが、正確な売上原価や利益の計算につながります。

 そして、この利益の計算は税務にも関係します。法人が飲食店を経営する場合、売上や仕入、在庫、経費などを適切に処理して利益を計算することが、法人税の申告につながります。

 また、飲食店では店内飲食とテイクアウトで消費税の税率が異なるほか、仕入れについてはインボイス制度による仕入税額控除の確認も必要です。

 

 「コーヒー1杯」という身近な商品から見ても、飲食店の経営には、売上・原価・粗利率・在庫・税金とさまざまな要素が関係しています。日々の売上だけを見るのではなく、粗利率の変化や原価の状況を確認することが、店舗の収益性を把握するうえで重要です。

 

 飲食店における粗利率や原価・在庫管理、法人税・消費税などの会計・税務についてご不明な点がございましたら、ぜひ弊社までご相談ください。

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