バーチャルオフィスを利用した法人設立
2025.12.04
大阪事務所
近年、法人設立時の本店所在地としてバーチャルオフィスを利用するケースが増えています。
今回はバーチャルオフィスを利用するメリット、デメリットについて紹介します。
〇バーチャルオフィスとは
バーチャルオフィスとは、通常のオフィスのような作業スペースを持たず、住所のみを借りられるサービスのことです。
提供された住所を法人登記に利用できるため、本店所在地として設定することが可能です。
〇メリット
・住所を公開せずに設立できる
法人設立にあたり、オフィスを用意しない場合、法人登記の住所として自宅を使用せざるを得ないケースがあります。
自宅を法人住所としてしまうと、不特定多数に自宅住所を公開することになります。バーチャルオフィスを利用することで、自宅住所を公開することなく法人を設立できます。
・コストを抑えられる
通常のオフィスを借りる場合、初期費用や月額費用が高額になることがあります。一方、バーチャルオフィスは一般的に
低コストで利用できるため、初期費用を抑えて事業を開始したい場合や、事業運営にオフィスが不要な場合に効果的です。
〇デメリット
・各種審査で不利になる可能性がある
法人設立後に法人口座を作成する場合や、許認可の取得の場合に、住所がバーチャルオフィスであることが、審査上マイナスに評価されることがあります。そのため、業種によっては、バーチャルオフィスを利用することによって不利に働く可能性があります。
バーチャルオフィスはとても便利なサービスですが、利用する際は慎重に検討しましょう。
