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令和3年度年末調整

2021.11.15 大阪事務所

年末調整とは、1年間の給与総額が確定する年末に従業員がその年に納めるべき税額を計算し、それまでに従業員から徴収した税額の過不足額を求め、その差額を徴収又は還付する手続きのことを言います。そろそろ税務署から年末調整の封筒が送られてきているかと思いますので、給与の支払いをされている事業主の方は、従業員の方から必要な申告書・資料等を早めに収集するように努めてください。

 

 今年も昨年と同様に、「給与所得者の基礎控除申告書兼給与所得者の配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書」、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」、給与所得者の保険料控除申告書」の3枚を記載してもらう必要があります。ただし、今年度よりデジタル化推進に伴い、年末調整関係書類の押印が不要となりました。当該申告書も昨年までは氏名欄の横に押印箇所がありましたが、今年からは削除されています。今年の主な改正点は押印が不要になったことのみです。

 

 年末調整にあたり、年の途中で入社した人の前職の給与所得の源泉徴収票の提出が漏れていたり、扶養者の所得が超過するなどしており、年末調整後に税務署から扶養控除に誤りがないかのお尋ねが来るなどのミスが多いように思います。こういったミスをできる限り防ぐためにも、年末調整の資料収集や計算に余裕をもって取り組んでいただければと思います。

 

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