第三者への事業承継(M&A)という選択肢
2022.04.25
高槻事務所
相続等の申告とコンサルティング
事業承継をいうテーマを考えるときに、中小企業では一般的に実子に承継という事を考える
ケースがほとんどです。ですが、最近では必ずしも子供が事業を継ぐとは限らないといった事もあり、
スムーズに実子へと承継できないケースも増えてきています。
そんな中で、M&Aという手法が広く知られてきています。これまで企業の買収(M&A)というと
大企業が行うものだというイメージが強かったように思いますが、近年では中小企業間でも
M&Aが活発に行われています。
◆後継者不在の解決としてのM&Aのメリット
・会社の存続手段となる
後継者不在で社長が引退となると、会社を整理することになるのですが、他社にM&Aによって
事業を承継できれば従業員の雇用も確保されます。また、これまで社長が育ててこられた事業が
途切れることなく継続していくことが見込まれます。
◆成長戦略としてのM&A
・資本提携による成長の道筋
M&Aにより同業大手や、今後業界参入を考えている企業の資本傘下に加わることで、
資金力や人材が大きく拡充され、今後の事業展開のスケールアップが見込まれます。
一言に「会社を売る」というとネガティブなイメージにとらえられがちですが、
その先に見据えているものとして、会社の存続や事業の拡大・成長があるという事であれば、
ポジティブな選択肢として考えられるものだと思います。
今買い取ってもらうとしたらどの位の価値だろう?たくさんのM&A業者がいるけど、
どこを選べばいいのだろう?といった具体的なご相談や、
M&Aを考えてみたいけども、漠然としていてよくわからないから一回話を聞いてみたい
という方はぜひご相談ください。