還付加算金の申告漏れに注意
2023.02.28
大阪事務所
基本業務
令和5年提出分の確定申告期間は、令和5年2月16日(木)から3月15日(水)までです。
令和4年提出分の確定申告は、新型コロナウイルス感染症の影響で申告期限が1ヶ月延長されましたが、令和5年提出分の確定申告の延長措置は令和5年2月現時点では発表はありません。
さて、今回は確定申告書作成時に見落としがちな「還付加算金」についてのご紹介です。
前年の確定申告で、還付金が発生した場合、申告書提出の年に還付されることになります。
この還付金には利息が発生し、これを還付加算金といいます。
この還付加算金は雑所得に該当し、支払を受けた年分で申告することになります。確定申告をする必要がある人や還付を受けようとする人は、還付加算金を他の所得と合算して申告する必要がありますが、還付加算金が雑所得になることを知らない人が多いため、この還付加算金の申告漏れが意外に多いといいます。
還付加算金の金額は、還付金のお知らせである「国税還付金振込通知書」に記載されています。また、実際に通帳に入金された金額と、確定申告書に記載された還付額の差額を計算しても分かります。還付金が入金された年の確定申告は注意が必要です。