国税庁のDX化
2025.08.18
高槻事務所
トレンドニュース
国税庁では、近年のデジタル化の進展を踏まえ、日々進化するデジタル技術を
積極的に活用するため、「税務行政のデジタル・トランスフォーメーション」を
推進しています。
税務行政のDX化は、下記の3つの側面から取り組みがなされています。
1.納税者の利便性向上
普段は税になじみのない方でも、日常使い慣れたスマートフォンやパソコン
から、税務署に出向くことなく、簡単かつ便利に手続きができるように各種
施策が講じられています。具体的には、マイナポータルを活用した申告・申請
等手続きの簡便化や電子納税の推進が挙げられます。
2.課税・徴収事務の高度化等
簡易な誤りに対する自発的な見直しを促す行政指導や効果的な税務調査・徴収
事務の推進に向けて、データやオンラインツールの積極的な活用が進められて
います。具体的には、AIのスコア付けに基づいた調査先の選定や次世代システム
(KSK2)の開発が挙げられます。
3.事業者のデジタル化促進
事業者が日頃行う会計・経理等の様々な業務がデジタル化されることにより、
業務効率化や、単純な誤りの防止が図られ、結果として税務手続のデジタル化
につながることが期待されます。具体的には、クラウド会計ソフトやデジタル
インボイス(Peppol)の周知広報がなされています。