経営分析
2025.06.09
高槻事務所
経営者にとって重要な項目でありながらなかなか小難しくて敬遠しがちなものとして
「経営分析」というものがあると思います。
専門書に書かれていそうな「〇〇分析」といったことは難しく感じても、
社長自身の感覚で「この商品はよく売れる」や「この部門は利益に大きく貢献しているな」
などと感じていることはあるかと思います。
この感じていることをきちんと数字に落とし込んで確認してみましょうということが経営分析の第一歩となります。
・「この商品はよく売れる」の『よく』とはどのくらい?
ほかの商品の2倍?10倍?
・「この部門は利益に大きく貢献している」の『大きく』とはどれくらい?
分析を行うことで、こういった疑問を解決して、さらに応用していくということができます。
経営分析を行うことで下記のような場面で役立ちます
◆ 業績評価(自社の現状把握)
売上や利益、コスト構造などを分析することで、自社の強み・弱みを把握できる。
経営者が「今の経営がうまくいっているか?」を判断する材料になる。
◆ 将来の戦略立案
分析結果をもとに、どこに経営資源を集中すべきかを検討する。
例えば、利益率が高い事業に投資を集中したり、非効率な部門を整理したりする判断が可能。
◆ 問題発見と改善提案
売上高が伸び悩んでいる原因がコストなのか、販売力なのかなど、原因分析ができる。
「どこを改善すれば利益が伸びるか?」といった打ち手が見えてくる。
いきなり複雑で難しい事に取り組むと、なかなかついていけずに嫌になってしまいますが、
まずは自身が一番気になっていることについて分析してみるというところから
手を付けてみてはいかがでしょうか。