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社会保険:年収106万円の壁の撤廃

2025.05.15 大阪事務所 トレンドニュース

「年収106万円の壁」についてご存知でしょうか?

 

 2024年10月以降より、「社会保険の被保険者総数が51名以上の事業所」で「1週の所定

労働時間数が20時間以上」「2ヶ月を超えて継続雇用」「月額8.8万円以上の収入」がある

場合は、その従業員の方は家族の扶養から外れて社会保険に加入しなければなりません。

 

 月額8.8万円×12ヶ月=105.6万円となり、「年収106万円の壁」とは、この事を指します。

 

 この106万円の壁は、2026年10月に撤廃予定となっています。

 また、2027年10月には、事業所の規模要件も撤廃予定となっています。

 

 中小零細企業で働く、多くの方々が社会保険の加入対象となります。これにより、従業員

の方の給与手取りが減り、企業の社会保険負担が増えることになり、企業経営に影響を及ぼ

す恐れがあります。もちろん、社会保険に加入することは将来受け取る年金額が増えるとい

う意味ではメリットになりますので、いちがいにデメリットばかりというわけではありませ

ん。

 

 このような制度改正も理解しながら、長期的な人材採用戦略を考えていく必要があります。

 

 

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