新NISA制度
2024.01.09
高槻事務所
令和6年から新NISA制度が始まります。新NISAの2つの投資枠のご紹介と、
現行NISA制度からの変更点をご紹介します。
(1)そもそもNISAとは
NISAとは、非課税口座で購入した金融資産から得られる利益が非課税になる制度です。
(通常、株の売却益や、受取配当金には20%程度の税金がかかります)
(2)つみたてNISAと一般NISA、それぞれの令和6年以降の変更点
①つみたてNISA (令和6年より、つみたて投資枠という名称に代わります)
毎月一定金月を積立て、決まったタイミングで自動的に商品を買い付けるため、
投資が初めての方でも取り組みやすいものです。
現行では非課税となる保有期間は20年でしたが、令和6年以降はその期限制限はなくなります。
また、現行では年間投資上限額は40万円でしたが、令和6年以降は120万円まで増額します。
②一般NISA(令和6年より、成長投資枠という名称に代わります)
投資のタイミングや金額を自分で決めるものです。対象商品がつみたてNISAよりも多く、自由度が高いです。
現行では非課税となる保有期間は5年でしたが、令和6年以降はつみたてNISA同様に、
期間の制限はなくなります。現行制度では年間投資上限額は120万円でしたが、令和6年以降は240万円となります。
(3)そのほかの大きな変更点
現行では1年ごとにつみたてNISAと一般NISAのどちらか選択した方しかできませんでしたが、
令和6年以降はこの2つの併用が可能となります。
また、非課税で保有できる限度額が、つみたてNISAは800万円・一般NISAは600万円となっていましたが、
2つ合わせて1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)までに増額します。