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公簿面積が正しいとは限らない?縄伸び・縄縮みとは

2022.06.22
相続税

土地の面積(地積)は、一筆ごとに法務局に備え付けられている登記簿謄本に記載されています。この登記上の面積(公簿面積)と実際の土地の面積(実測面積)は、普通は一致していると考えます。しかし、実際は一致していないケースも多く存在します。

 

区画整理や耕地整理、分譲時に測量されたされた土地の面積は一致している傾向にあります。

しかし、それ以外の土地については面積にズレが生じていることがあるので注意が必要です。

公簿面積と実測面積が異なる理由は、明治時代に遡ります。明治初期の全国的な測量が行われ、その結果が後の土地台帳に引き継がれ、現在の登記面積にまでつながってきています。

当時の測量技術が現在よりも精度が低かったことや租税徴収のため面積を狭く申告していた等の理由が考えられます。

 

縄伸びとは、実測面積が登記面積より大きいこと。実測面積>登記面積。

縄縮みとは、実測面積が登記面積より小さいこと。実測面積<登記面積。

 

縄伸び、縄縮みは、様々な問題の原因となります。

土地を売却する際に売却価額に影響したり、新築する際に面積が異なれば建てられる建物の大きさが異なったりします。

また、相続税の申告にあたって路線価に乗じる面積が異なっていると、相続財産の総額が異なってしまい相続税額に影響します。

 

現況の面積(地積)を確認し差異がある場合は、地積更正などを行って、売買や相続に対応しましょう。

 

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