誰でもわかる事業承継税制
「家族が会社をやめるから、自分が後を継ぐことになった」
「社長が高齢なので、そろそろ引き継ぎを考えている」
そんなときに大きな壁になるのが 税金(相続税・贈与税) です。
特に、中小企業の経営者が持つ自社株には高い価値がつくことが多く、普通に相続すると 数百万円〜数千万円の税金 がかかることもあります。
そこで助けになるのが 事業承継税制 です。
1.事業承継税制とは?
簡単に言うと…
会社を引き継ぐときにかかる高い税金を「払わなくてOKにしてくれる制度」です。
後継者がスムーズに会社を受け継げるよう、国がサポートする仕組みです。
2.どんなときに使えるの?
・親から子へ引き継ぐとき
・親族ではない従業員が継ぐとき
・社外の後継者が継ぐときもOK
つまり、親族に限らず、誰が後を継いでも使える制度です。
3.使うとどんなメリットがあるの?
① 自社株にかかる税金がほぼゼロになる
→ 相続税・贈与税の 100%が猶予(実質0円)
会社の資金を守れるので、引き継ぎ後の経営も安心。
② 今すぐ税金を払わなくていい
→ 現金がなくても事業承継ができる。
③ 事業継続すれば税金は免除
→ 引き継ぎ後、一定期間きちんと会社を続ければ、本当に払わなくてよくなります。
4.逆に注意点は?
・形式上でも「会社を続けること」が前提
廃業したり、株を売ったりすると税金を払わないといけないケースがあります。
・手続きが少し複雑
「計画書の提出」「税務署への申請」など、専門家(税理士・認定支援機関)と一緒に進めるのが一般的です。
5.ざっくり流れはこう!

- 事業承継の計画書を作って提出
- 贈与または相続で株を引き継ぐ
- 税務署に“税金の猶予”を申請
- 会社や事業を数年間続ける(都道府県や税務署へ毎年報告)
- その後も会社や事業を続けて、定期報告を継続する
→最終的に 税金が免除
6.どんな人が使うべき?
- 家業を子どもに継がせたい人
- 後継者に資金負担をかけたくない人
- 従業員に会社を継いでほしい人
- 自社株の評価が高い会社(飲食・製造・建設など)
特に、自社株の評価額が高い場合は使わないと損になるレベルです。
7.まとめ
事業承継税制は、
「後継者が税金で困らずに会社を引き継げるようにするための制度」です。
税金がほぼゼロになり、資金の心配をせずに事業を続けられる強力な仕組みなので、
事業承継を少しでも考えているなら、早めに検討するのがおすすめです。

