アソシエイト職研修「税法条文の読み込み・解釈(事例検討会)」
2017.11.29本日は、隔月に実施しているアソシエイトの研修を行いました。
今回は「税法条文の読み込み・解釈(事例検討会)」がテーマです。
ついつい、実務では忙しくて、じっくり条文を読み込む機会が少ないんですね。
また、税理士試験で条文を読んで暗記しますが、どうしても試験のためになりがちで、
解釈して議論するような機会はありません。
税「法」は「法律」ですから、必ず「解釈」する場面が生じます。
今回の研修は法律を通して議論することで論理的思考を養うことを目的としています。
「馬券の払戻金の所得区分」を題材にして進めていきます。
「馬券の払戻金は雑所得?一時所得?」
雑所得と解釈するグループと一時所得と解釈するグループに分かれて、
それぞれが内容をまとめて議論を戦わせます。
先輩スタッフがフォローしながら論理構成を固めていきます。
裁判例があるので、事件の背景を読み取って、条文を解釈していきます。
事件の背景を読み取るだけでも難しいんです。スタッフも悪戦苦闘しています。
議論がまとまったので、それぞれのグループが主張し議論していきます。
議論の勝ち負けではなくて、条文をどのように解釈するのかが重要です。
最後に、条文の読み方や裁判例の検索方法等を森税理士がレクチャーして終了となりました。
皆様お疲れ様でした!