相続税における非上場株の評価方法(配当還元方式)
2018.10.22
相続税
配当還元方式は、その株式を所有することによって受け取る一年間の配当金額を、一定の利率(10%)で還元して元本である株式の価額を評価する方法です(財基通188-2)。配当還元方式によって、算出される株式の評価額を配当還元価額といいます。次のような算式で計算します
「1株当たり」の過去2年間の平均配当金額/10% × 「1株当たり」の資本等の金額/50円
ようするに、年1割配当をしている会社を基準と仮定して、株価を算出するということです。
注意点
ここでいう「1株あたり」は、その会社が実際に何株発行しているかではなく、「資本金額÷50円」=株式数という計算で算出します
また、上の数式では、利益がなかったり配当がなかったりした場合はゼロになったりマイナスになったりします。そのような場合は、1株あたり2.5円と評価します。