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歯科医の決算書・試算表の見方

2021.08.09
開業中の方

 決算書や試算表でどこを見るべきですか?いうご意見をよく耳にします。

今回は決算書・試算表の見方についてご説明します。

 

 決算書と試算表は、貸借対照表と損益計算書の二つから構成されています。

 

貸借対照表とは、保有している財産や負債について記載したものになります。

記載時点で医院が保有する現預金や、診療報酬の未収入金などが記載されます。

 

損益計算書とは、業務成績を示すもので、売上金額は本業での年間の売上を示しています。

数年分を横に並べて比較することで、売上や経費の推移が分かります。

人件費の比率が上がっていないか、経費で異常な数値がないかなど、医院経営を数字の面から把握することが出来ます。

コロナの影響・近隣の競合歯科医が出来た影響など、売上の変動要因について分析をするのにも最適な情報源と言えるでしょう。

 

 試算表とは、上記の貸借対照表、損益計算書の期中の状況を示すものです。

試算表の貸借対照表によって、今後の資金状況(未収入金や未払金など)を確認することが出来るため、金融機関に融資の相談をするときに必要な資金の参考材料にもなります。

 

また、試算表の損益計算書によって、事前に立てた経営計画などに比べて目標達成率はどうなのか、現状効率的に営業できているかどうかを確認することが出来ます。

 

 自分の医院の状況だけを見るよりも、多くの歯科医を見ている税理士も一緒に見ることで課題や目新しい解決策が浮かんでくるものです。

イースリーパートナーズでは、税務署に提出する決算書のほかにも院長の知りたい情報を記載した試算表を作成致します。

新規開業される先生も、開業中でお困りの先生も弊社では無料で相談にご対応させていただいておりますので、気軽にご連絡下さいませ。