インターネットから見た個人情報の取り扱い
2019.01.24
開業中の方
患者の個人情報が流出する事態を避けるために、各スタッフに気を付けてもらうことと、医院として気を付けることの両方を理解しておきましょう。
①医院として気を付けること
もし先生やスタッフが医院のホームページ内でブログ等を書く際には、その内容について投稿してもいい内容かを一度確認した方がよいでしょう。患者の症例写真をホームページに載せる医院がありますが、その写真や説明文の中に個人を特定できるような単語は含まれていないか載せる前にチェックするようにします。また、医院紹介として院内の写真を掲載している場合も同様に注意しましょう
②スタッフに気を付けてもらうこと
守秘義務契約書を作成しておき、スタッフの入社時に個人情報の取り扱いについて説明します。院内規則にその旨が記載されていればなお良いでしょう。特に現在ではツイッターやフェイスブックを誰もが使えるため、先生の意図しない所で情報漏洩が発生する可能性があります。SNSの取り扱いルールについては先生やスタッフ間で共有しておくと有効でしょう。。例えば院内で私用の携帯電話は持ち歩かない、SNSのやり取りの中で医院に関する話題は避ける、といったことを徹底してもらいます。
また、退職したスタッフが情報を漏洩する可能性もありますので、退職時にも在職中に知りえた情報を漏洩しないとする守秘義務契約書を締結するとよいでしょう
小さな情報が積み重なった結果、特定できてしまう情報量となる場合も考えられます。ネット上の情報を完全に消去することは難しいですがさらなる拡散を防ぐため、気づき次第修正や削除してください。