保険と自費の違いについての説明
2019.01.08
開業中の方
患者から保険診療と自費診療との違いについて聞かれることも多いかと思います。医院としては、自費診療を勧めたいところではありますが、自費診療を勧めるあまり説明が不足してしまうとトラブルに発展することがありますので充分に注意する必要があります。
患者へ説明を行う際には下の点に気を付けましょう。
①口頭で伝えるだけでなく、症例写真や模型、パンフレットを交えて説明するようにしましょう。実物を使って説明することで、患者に自費診療のメリットやデメリットを分かりやすく伝えることができます。
②後々患者から「そんなことを聞いていなかった」などと主張される場合に備えて、患者へどのような説明をしたか、詳細をカルテに記載するようにしましょう。加えて治療に関する説明書や治療計画書を患者に渡しておくとトラブルを未然に防ぐことができます。自費診療にはリスクの伴うものや、費用が高額なものが含まれているため、万が一のためにそれまでの経緯が分かるように調書化しておくと安心です。
説明が足りなかった場合、思っていた結果と違ったなどとクレームが入る可能性があります。場合によっては医院の悪評を立てられる可能性もあります。トラブルを避けるためにも患者への説明は丁寧に行うことを心がけましょう。