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新患獲得の工夫

2018.11.20
開業中の方

 

開業にあたってはもちろん、経営を続けていくうえで「新患の獲得」は永遠のテーマであり、その手法は千差万別、「これさえやっておけばいい」というものはありません。それでもやはり口コミや患者さんからの紹介は、治療中断のリスクも少なく安心して治療できるという点で手堅いですよね。よい診療をしていれば自然と口コミは広がるものですが、受付に紹介カードを置いておくなど、積極的に紹介を促すことをするのも1つです。

最近では、口コミ・紹介の手段としてSNSの活用も多くなっています。確かにSNSは医院の雰囲気や患者が知りたいであろう情報等を簡単に投稿できるので便利ですが、安易な掲載は逆にトラブルの原因になりますので、投稿内容、例えば患者情報や症例写真の取り扱いなどには注意が必要です。

医院の立地や患者層によって効果的な広告手段は異なります。ある地方の歯科医院では、そこは年配の方が多い地域なのですが、郵便局のハガキや切手を入れる袋に広告を載せたところ、年末が近く年賀状を買う人も多い時期だったということもあって、かなり宣伝効果があったそうです。このケースでは「○○郵便局に何枚、△△郵便局に何枚…」と置いてもらう郵便局と枚数も指定できたとか。

また、費用対効果の問題もありますが、できれば1つだけでなく複数の広告手段をとることをお勧めします。色々な手法を活用することによって、複数の新患獲得ルートを作っておくほうがいいでしょう。

執筆者:鈴木

愛媛県出身・立命館院卒
2007年 税理士法人イースリーパートナーズ入社