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税理士や経営コンサルタントの選び方、付き合い方

2018.09.27
開業中の方

税理士や経営コンサルタントを選ぶポイントは様々あると思いますが、個人的には以下の2つが重要と考えています。

ひとつめは、いかに円滑に意思疎通できるか、です。税理士やコンサルタントには医院の経営を側面的にサポートする立場になってもらうのですから、院長の意思が反映されないことには、十分機能しているとは言えません。

もうひとつは、いかに医院のことを一緒になって真剣に考えてくれるか、です。一言に医院経営といっても、人事労務に関すること、お金に関すること、など考えることは多岐に亘ります。またライフプランなどプライベートな相談事に波及するケースもあります。これらを全体的に捉え、解決に導くためには、いかに院長の立場に立って物事を考えてくれているかが重要となります。

 

実際に一緒に仕事をすることとなった後の付き合い方のポイントも、上記と同じことが言えると思います。いくら税理士やコンサルタントが優秀であっても、医院に常駐しているわけではありませんので、何が課題でその解決策が何か、ということを常に院長とコミュニケーションを取り共有する必要があります。そして二人三脚で課題を解決し、理想の医院経営に向けて歩めるパートナーになれるかが重要となってきます。

 

反対に、税理士やコンサルタントへ任せてはいけない領域もあります。あくまでも医院の経営者は院長ですので、特に人事や給料については、決定権が院長にあることを従業員に示さねばなりません。税理士やコンサルタントからスタッフに専門的な説明をしたり、第三者としてスタッフからヒアリングをすることは良いと思いますが、雇用や給料に関することなどは院長が直接やり取りするべきでしょう。