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新規指導の対策

2020.06.15
開業をお考えの方 開業中の方

開業後、概ね1年以内に新規指導(個別指導)が行われます。

算定に関しての新規指導対策は、レセコンメーカーやレセプト請求を専門としている方にお聞き頂ければと思います。歯科医師会、保険医協会でも相談できると思います。

 

今回は、経理的な側面から新規指導にあたって注意すべきことをお伝えします。

 

  1. 技工物、材料仕入れの納品書は医院で保管しておく

記帳代行を依頼している場合には、領収書や請求書を税理士事務所にお渡しすることかと思います。その際、納品書も一緒に渡している場合もあるようです。

新規指導の際には、材料と技工物の納品書を確認されます。お手元に保管しておくのが良いでしょう。また、最近は金属をネットで個人から買うケースも散見されます(ヤフオクやメルカリ、ラクマなど)。個人間売買の場合、納品書が同封されていないことも考えられます。

作成を依頼するか、取り引き履歴を印刷しておくのが良いでしょう。

 

  1. 窓口負担金や自費の入金管理について

窓口負担金の入金や未収の管理状況について、レセコンで行うか、別の資料で行うか決めておくのが良いでしょう。

自費収入についても、レセコンに入力するのか、別の資料で行うかを決めておくのが良いでしょう。

 

  1. 平均点数の把握

レセコンで各月の平均点数が計算されていると思いますので、新規指導時に限らずウォッチしておくのが良いでしょう。診療科ごとの平均点数は厚生局のウェブサイトで確認できます。

「近畿厚生局 平均点数」と検索すれば該当ページが出てきます(管轄の厚生局名でご検索ください)。

 

参考に厚労省の個別指導の選定基準を載せておきます。新規指導は平均点数の多寡に関わらず原則実施されると思いますが、基本的な考え方は同じかと思います。ご参照ください。

集団的個別指導及び個別指導の選定の概要について(PDF)