歯科医院のスタッフ募集の工夫①
歯科医院の運営にはスタッフの採用は欠かせない要素です。近年は短期離職の増加や人手不足が社会的に問題となっており、スタッフの人員確保に悩む歯科医院は少なくありません。他の医院や他業種の求人募集に負けずに、求人に応募してもらうためのポイントを2回に分けてお伝えします。
1回目の今回のテーマは、求人媒体について。代表的な求人の方法を4つ紹介します。それぞれメリット・デメリットがあるので、しっかり比較して自分に合う方法を効果的に使っていきましょう。
- 縁故採用
友人や知人、親戚、過去の勤務先のスタッフを採用したり、友人・知人の知り合いを紹介してもらって採用したりする方法です。他の募集形態と違ってゼロから知り合うわけではないため、ミスマッチのリスクを抑えられます。また、採用のために経費が掛からないのもポイントです。ただ、紹介で知り合える人だけでは人数に限界があるため、縁故採用のみで採用活動を完結するのは難しいかもしれません。
- 無料媒体
ハローワークや衛生士学校などに求人情報を掲載してもらったり、医院のHPに求人募集を掲載したりする方法です。医院の前の貼り紙やデジタルサイネージに求人情報を出す方法もあります。これらは無料でできるので、やって損はないと思いますが、有料の求人サイトなどに比べると、多くの人の目には留まりにくい方法です。
- 広告・サイト
いわゆる求人サイトに求人情報を掲載する方法です。医科・歯科に特化した求人サイトもあるので、そちらに求人を掲載している医院が多いです。掲載は有料で、求人情報がクリックされた数に応じて課金されるものや、採用が決まったら成功報酬が発生するものなどがあります。非常に多くの求人が掲載されているので、他の医院に負けない魅力をアピールすることが重要です。
- 紹介業者
人材紹介業者を通じて、求人情報にマッチする求職者を紹介してもらう方法です。紹介業者が間に入ってくれるので、応募者と直接細かいやり取りをする手間が省けたり、ミスマッチのリスクを抑えられたりするのがメリットです。ただし、求人サイトへの掲載料に比べて、紹介業者への成功報酬は高額になる傾向があります。