開業前後のWEB広告戦略
開業にあたり、WEB広告をどのように進めるか迷われる医院さんが多いと思います。
まず、開院前に実施するWEB広告としては求人用ホームページ(簡易なもの)があるでしょう。これは開院前3~4か月前くらいからアップすることが多いように思います。
医院の確定版のホームページは、予約システムを入れるのであれば内覧会の日までにアップが必要でしょう。開院直前は他の打ち合わせ等で忙しくなりますので、できれば早い段階で完成させておき、最後に写真を差し替えるだけにしておきたいところです。
ホームページに予約システムを入れるかどうかは、レセコンとの連動など全体的な予約システム設計をした上で、スタッフの二度手間の無いように考える必要があるでしょう。
歯科ポータルサイト・医療機関紹介ページへの掲載は無料のもの、有料のもの、予約システムを兼ねている等があります。他にWEB広告としては、口コミサイト、記事風広告、Google上位表示、SNSへの広告出稿等があります。
WEBの広告については、開業時点で興味がなくても、一通り検討し、やらないないなら、やらないという決定をしておくのが良いでしょう。WEB広告関連はたくさんの製作業者があり、中には、かなり強引な手法で契約を進める会社もあります。「今なら値引きする」「枠があと1社なので今すぐ契約しないと他の近隣医院と契約する」というような営業を受けることもあります。もちろん、早い者勝ち的な契約もあります。営業が来る前に、どのような広告手法があるのか、自院がやるべきか、を事前に検討していれば、冷静に検討が進められるでしょう。
また、医院の本体ホームページと別の業者からランディングページ(ホワイトニングや矯正、インプラントなどの特設サイト)の提案をされた場合は、必ず本体ホームページの業者に相談しましょう。
開院直後は、かなりの数の広告の営業が来ます。内覧会で多くの予約が取れて患者が多い場合は、広告予算をかけてもいいだろうと思い、あまり深く検討せず高額な契約を結んでしまうケースがあります。また、初月の患者数が少ない場合にも、不安になり、同様に高額な契約を結んでしまうケースが見受けられます。高額な契約や、2年以上の長期の契約については、まずは現在依頼しているホームページ業者にご相談の上進めて頂ければと思います。