高額医療機器の特別償却
2025.05.05
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歯科医院で使用する医療機器は高額なものが多いため、大きな負担がかかります。その負担を税制上軽減するものとして、高額医療機器の特別償却という制度がありますのでご紹介します。
【高額医療機器の特別償却とは】
高額医療機器の特別償却とは、特定の医療機器を購入した際、通常の減価償却に加えて、税法上の追加償却を認める制度です。これにより、医療機器を購入した年に多くの費用を計上でき、税負担を軽減することができます。
【償却額】
取得価額×12%の減価償却費を追加で計上することができます。
【対象物】
本制度の対象となる医療機器は
・取得価額500万円以上のもの
・高度な医療の提供に資するもの
になります。ただし、中古による取得の場合や、所有権移転外リース取引により取得したものを除きます。
高度な医療の提供に資するものは、以下のとおり政令で定められています。
主に歯科疾患の検査、治療、療養のために用いられる機械等のうち次に掲げるもの 一 歯科用ユニット 二 歯科用オプション追加型ユニット 三 炭酸ガスレーザ 四 エルビウム・ヤグレーザ 五 ネオジミウム・ヤグレーザ 六 ネオジミウム・ヤグ倍周波数レーザ 七 デジタル式歯科用パノラマX線診断装置 八 デジタル式歯科用パノラマ・断層撮影X線診断装置 九 チェアサイド型歯科用コンピュータ支援設計・製造ユニット 十 デジタル印象採得装置 十一 アーム型X線CT診断装置 十二 歯科技工室設置型コンピュータ支援設計・製造ユニット |